みなさんこんにちは、リブリッチLuz大森店の橋本です。
先日、家の近所でお祭りをやっていました。場所は南大井5丁目、大井水神公園の近くです。最寄りは大森駅ですが、この辺は品川区です。南大井1丁目の方にある、「天祖諏訪神社」という神社の例大祭というお祭りだそうです。もっとも、これはあとから調べてわかったことですから、何のお祭りかも知らずに僕はひょこひょこと足を運んだわけです。
会社の帰り道にお祭りをやっているのを見つけ、いったんうちに帰ったあとで観に行きました。盆踊りのようなものをやっていたと思います。家族連れが多く、そこそこにぎわっていました。といっても、そこまで広いスペースを使っているわけでもありませんから、露店は二つくらいです。僕はやきそばを買ってその場をあとにしました。
僕の地元は青森ですから、有名な「ねぶた祭り」というお祭りがあります。ローカルな情報ですが、青森市は「ねぶた祭り」、弘前市は「ねぷた祭り」、五所川原市は「立佞武多(たちねぶた)」と呼び方は様々ですし、内容もかなり違います。全国的な知名度はないものの、僕の生まれの八戸市には「三社大祭」というお祭りがあります。ねぶたとはまた違った山車の運行があり、個人的にはこちらの方が迫力があって大好きです。
小さいころは、それがどんなお祭りで、どんな由緒があって、なんてそんなことは露知らず、ただただ雰囲気を楽しんでいたものです。普段どこにいるんだという数の人で溢れかえり、数えきれない程の露店が良い匂いをまき散らします。楽しかった思い出です。わたあめやかき氷に心を躍らせますし、当たるはずのないくじ引きに大いに希望を抱いていました。
さて、大人になった僕は焼きそばを買って帰るだけの楽しみ方しかできません。そりゃ規模が全然違いますし、仕事終わりですから感じ方にはもちろん差が出ます。それでも、子供の頃だったらもう少しわくわくしたはずです。「最近焼きそば食べたかったし、ラッキー」くらいにしか僕は思いませんでした。逆に言えば、焼きそばが売っていなければなんとも思わなかったでしょう。喧噪を後にして部屋に帰ってしまえば、お祭りの余韻はほとんどありません。いつも通りの平日です。もっと何かこう、あったはずです。お祭りはもっと楽しいはずです。大人になってしまったことをひしひしと感じます。
地元のお祭りでも見に行ければ、子供の頃の興奮や衝動を思い出すかもしれません。休みを取れたら行ってみるのもいいかもしれません。