学制の頃はバンドマンでした。実は今でも解散したわけではありませんが、僕が東京にいるため活動ができていないというのが現状です。年末にはライブの予定があるので、今でもバンドマンかと聞かれたバンドマンです。
パートはギターボーカルです。四人編成で、僕の他にギター、ベース、ドラムがいます。みんな仲良しです。大学の頃は自分のバンドの他に軽音サークルにもいたので、周りはバンドマン、バンドガールだらけでした。ギターを背負った人が歩いているのは日常的な光景でしたが、今は全然そんな環境ではありません。だからかわかりませんが、楽器を背負った人を見ると、「おっ」と反応してしまいます。
蒲田は大学があるせいか、結構な頻度でそれらしき人を見かけます。逆に大森はそれほど多くはありませんが、時々います。この間も通勤の時、京浜東北線脇の公園を、ギターを背負って歩いている人を見かけました。南大井のセブンイレブンに三人くらい集団がいたのを見たこともあります。本州最北端の青森にバンドマンがいるのですから、バンドマンなんてのはどこにでもいます。それでも、それらしき人を見かけると少し嬉しくなってしまいます。
さて、僕はギターがさほど上手いわけではありません。ステージの上でやっていますから、人に見せられる程度の技術はありますが、それで精一杯です。弾けない人から見たら弾ける、というくらいのレベルです。楽器の世界は上には上が無限にいますから、その層を見れば僕なんて最底辺でしょう。それでもギターが好きかどうかを聞かれれば、間違いなく「好き」と答えるでしょう。
今でもギターや機材を見ると、買う訳でもないのにわくわくしてしまいます。先日の休み、漫画を買いに大森のブックオフに行ってきました。最近はまっているのは「宇宙兄弟」です。そんなことはさておき、ふらっと楽器コーナーに寄ったのですが、良い物を見つけてしまいました。「フェンダー・ジャガー」というギターです。ずっと欲しかった癖のあるギターですが、当然買いはしません。今の僕には使いこなせないからです。それでもショーケース越しに見る憧れのギターは輝いていました。前に見たときはなかったので、最近入荷されたのかもしれません。買いはしないものの、楽器コーナーがあればラインナップを一応チェックするのがバンドマンの性です。とりあえず写真を撮って大学の先輩に送りました。
今では楽器も音楽も前ほど触れてはいませんが、やっぱり自分の中のわくわくした気持ちはなくなっていないようです。嬉しかったです。
ギターではなく、アイスを買って帰りました。