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将来の夢は、パイロットでした

皆さんこんにちは。リブリッチ大森の伏間です。

 子供のころの夢

子どものころ、将来の夢を聞かれたら、私はいつも「パイロット」と答えていた

空を飛びたいということに、理由なんていらなかった。ただ、かっこよかった。それだけで十分だった。

 

あの頃の私は、操縦かんも無線も知らなかったし、機種の違いなんてもちろんわからなかった。

でも、飛行機を動かす人になりたい――その気持ちだけは、妙に本気だった。

 

現実という名前の雲

小学生のうちは「夢は大きく」が正義だった。

でも学年が上がるにつれて、「パイロットになるには?」と現実的な視点が入り込んでくる。

 

視力、健康、英語、理系、訓練費、そして競争率。

 

何となく、夢は“無理ではないけど、選ばれた人のもの”になっていった。

気づけば私は、夢の話を口にしなくなり、いつの間にか「現実的な進路」という地図を広げていた。

 

空を見上げるだけの日々

今の私は、どこにでもいる会社員だ。

操縦かんの代わりにマウスを握り、

滑走路ではなく、通勤電車のホームに立つ日々。

 

それでも、飛行機のエンジン音が聞こえると反射的に空を見上げてしまう。

空港に行けば、搭乗口よりも操縦席を見つめてしまう。

そのたびに、あの頃の夢がふわっと胸の奥で息を吹き返す。

 

叶わなかったけれど、なくなったわけではない。

ただ、静かに、心の奥で眠っているだけだ。

 

生まれ変わったら、パイロットになりたい

最近、ときどき考える。

 

もし生まれ変わることができるなら、パイロットになりたい。

小さなころに思い描いた「空を飛ぶ自分」になってみたい。

本物の操縦かんを握って、広い空の上を飛んでみたい。

 

もちろん、今の仕事も嫌いじゃない。

けれど、叶わなかった夢のことを、こうして思い出せること自体が、

あの頃の自分がしっかりと夢を持って生きていた証なんだと思う。

 

夢は、ただの通過点だったのかもしれない。

だけど、たしかに私の中で今も息をしている。

空を見上げたときに少しだけ心が動く、それだけで十分だ。

 

そして私は静かに思う。

 

「また生まれ変わったら、今度こそ空を飛びたい。」

 

それはもう、“夢”というより“願い”に近い。

でもきっと、それでいいのだと思う。

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