皆さんこんにちは
大森店伊藤です。
本日の地域情報は大森駅から近くの通りのジャーマン通りについてご紹介です。
ジャーマン通りは、東京都港区麻布にある通りで、かつて多くのドイツ人が暮らしていたことから、その名で呼ばれるようになりました。
明治時代の開国以降、麻布周辺には多くの外国人が移り住み、各国の大使館や学校が設けられました。
中でもドイツ帝国は早い段階でこの地に大使館を開設し、周辺には大使館職員やその家族が居住するようになりました。
この地域には、ドイツ人学校(現在の東京横浜独逸学園の前身)やドイツ人向けの医療施設、ベーカリー、飲食店などが立ち並び、異国情緒あふれる雰囲気が広がっていました。
そのため、地元の人々の間でこの通りは「ジャーマン通り」と呼ばれるようになったのです。
第二次世界大戦中には、外交関係の変化により一時的にドイツ人の姿は減少しましたが、戦後の復興とともに日独の交流も再開されました。
現在でも麻布にはドイツ大使館があり、地域にはヨーロッパの文化を感じさせる建築や施設が点在しています。
ジャーマン通りは、国際交流の歴史を今に伝える貴重な場所です。静かな街並みの中に、日独友好の歴史と文化が息づいています。